ルミナスクルーズが経営破綻、新型コロナ影響 「コンチェルト」が支援で再建へ
- 2020/03/02
- 12:29
2020/03/02 13:00 負債総額を確認しました。
神戸港でレストラン船の「ルミナス神戸2」を運航するルミナスクルーズ(神戸市中央区)が2日、神戸地裁に民事再生法を申請し、保全・監督命令を受けたことが明らかになった。ルミナスクルーズによると、同じく神戸港でクルーズ船「コンチェルト」を運航する神戸クルーザー(神戸市中央区)に全額出資する株主のファースト・パシフィック・キャピタル(東京都目黒区)の支援を受けて再建する。負債総額は約12億4300万円。
ルミナス神戸2は2日から運休し、債権者らと調整のうえで早期の運航再開をめざす。すでにルミナス神戸2に予約した顧客やギフト券の購入者は、ルミナス神戸2の運休中、コンチェルトに代替乗船できる。債権者集会は5日と7日に、兵庫県弁護士会館(神戸市中央区)で開催。2回とも同内容で、午前10時から予約支払いが済んだ顧客やギフト券の購入者向け、午前11時からはその他の債権者向けの予定だ。
2018年6月の大阪府北部地震や18年7月の西日本豪雨で運休が相次いだほか、19年も台風による運休が相次いだうえ、燃料価格が高騰したことで資金繰りが悪化した。訪日外国人観光客への依存度は低かったというが、1月以降に新型コロナウイルスへの感染拡大を懸念したと見られる多数のキャンセルが発生したことで経営が破綻。民事再生法の適用申請が必要と判断したという。
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