アシックスが5日続落 中止が相次ぎスポーツ離れ警戒か、東京五輪に関心とも

20191231神戸株ワッペン

 27日の東京株式市場ではスポーツ用品世界大手のアシックス(7936)が5日続落。終値は前日比41円(3.30%)安の1200円だった。後場中ごろには1190円まで下げ、8月2日以来およそ7カ月ぶりの安値を付けた。3月1日に予定していた東京マラソンでは一般ランナーが参加しないなど大幅に規模を縮小。政府が26日に開催した新型コロナウイルス感染症対策本部では、安倍晋三首相が今後2週間はスポーツや文化イベントの中止、延期、規模縮小を要請した。スポーツ大会の中止も相次いでいることで、日経平均株価が2万2000円の節目を下回るなど相場全体の下落につれ安しただけでなく、国内外の消費者のスポーツ離れが起きることを懸念した売りで下げ幅が拡大したとの見方もあった。

 加えて国際オリンピック委員会(IOC)のディック・パウンド委員(カナダ)がAP通信のインタビューを受けて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京五輪の開催の可否を5月下旬までに判断する必要があるとの見方を示したのが26日に伝わったのも、引き続き同社株の重しだったもよう。同委員も「現時点では予定通り行われる見込み」と強調したというが、東京五輪が世界に対してアシックスの存在感を示す場になるとみられてきただけに、市場では「小さいとはいえ中止の可能性が浮上したことで、悲観的な味方が台頭しやすい」といった指摘も聞かれた。

 スポーツ用品メーカーではヨネックス(7906)、美津野(8022)、ゴルドウイン(8111)などもそろって下落した。

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