小磯良平が描いた洋装の八千草薫、神戸の美術館に 本人が遺贈

20200224小磯「婦人像」

 神戸市は、2019年10月に88歳で亡くなった女優・八千草薫さんの遺志で、20世紀に活躍した画家・小磯良平が八千草さんを描いた作品「婦人像」(写真=神戸市立小磯記念美術館提供)の寄付を受けたと発表した。神戸市立小磯記念美術館に対する寄付で、4月10日から開催する展覧会「『婦人像』受贈記念・小磯良平作品選Ⅰ」で公開する。25歳当時の八千草さんを小磯が描いた作品で、八千草さんが亡くなるまで自宅のリビングに飾られた。

 これまで小磯が八千草さんを描いた作品は、「週刊朝日」(1956年2月5日号)の表紙になったもの(原画は散逸)と、その下絵として制作したとみられるサインがない未完成の1枚(神戸市立小磯記念美術館蔵)の合計2枚が知られていた。いずれも和装の八千草さんが描かれている。

 今回寄贈された作品は、週刊朝日の表紙画を作成した後、改めて制作されたという。洋装で明るく描かれた。小磯が制作を申し出て八千草さんにプレゼントしたとみられるが、小磯記念美術館でも長い間、この作品の存在を把握していなかった。今回、寄付を受けた作品が昭和の人気女優を描いた作品のうえ、これまであまり知られていなかっただけに、高い関心を集めそうだ。

 展覧会は7月12日まで。同館が所蔵する別の女性をモデルにした「婦人像」の約30点もあわせて展示する。さらに今回寄贈を受けた「婦人像」に関わる作品や資料、逸話なども紹介する。4月12日には午後2時から、作品の魅力や制作経緯、寄贈されるまでの経緯などについて、学芸員が詳しく解説するギャラリーツアーを実施する予定だ。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
神戸市域の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事が書き下ろしです。詳しくはこちら。

広告