もとまち寄席「恋雅亭」、最終日トリに鶴瓶さん 42年の歴史に幕・4月12日に

20200110恋雅亭

 恋雅亭同人会は4月9〜12日に開催する地域寄席「もとまち寄席恋雅(れんが)亭・500回記念&サヨナラ公演」の番組を発表した。4日間にわたって5回の公演を開き、初日である4月9日には上方落語協会の会長・笑福亭仁智さんに加え、桂ざこばさん、桂文珍さん、桂南光さんによる座談会を盛り込んだ。最終日の12日は笑福亭鶴瓶さんが大トリを務めて、「恋雅亭」42年の歴史に幕を下ろす。チケットは3月10日の公演終了後から会場になる元町通商店街の神戸風月堂本店(神戸市中央区)で販売する。

 「恋雅亭」は1975年ごろに神戸風月堂の社長だった下村光治さんが、文化的な催しで地元、元町商店街に活気を与えたいと考えたのがきっかけ。同氏は新築した本社ビルにホールを併設。旧知だった藤田まことさんを通じて、のちに恋雅亭の初代世話人になる6代目・笑福亭松鶴さんと演芸プロモーターの楠本喬章さんに相談し、毎月10日に定例の地域寄席が開かれるようになった。1995年の阪神淡路大震災で一時中断したが、松鶴さんや楠本さんが亡くなった後も遺志を継いで開催され、毎回人気を集めていた。

 1978年4月8日に開催した初回の出演者と演目は、橘家円三「近江八景」、林家染二「蛸芝居」、笑福亭枝鶴「天神山」、桂春蝶「植木屋娘」、笑福亭松鶴「貧乏花見」の5席だった。天気も良く、開場前から地下のホールに続く階段に行列ができたという。それまで神戸で演芸といえば新開地が中心だったが、演芸場「神戸松竹座」も76年に閉館したうえ、元町という立地の良さもあって関心は高かったようだ。今回の大トリを務める鶴瓶さんは、松鶴さんの直弟子に当たる。
 
 風月堂ホールは阪神淡路大震災の際、水びたしになるだけで大きな損傷はなかったという。だが、それから25年が経過して老朽化が進んだ。地下水とみられる水漏れが目立ち、集客施設としての維持が難しいと風月堂では判断した。会場の閉鎖に伴って「恋雅亭」も終了することになった。今回のチケットは、1公演の前売り券が2300円、当日券が2500円。5回公演の通し券は1万1000円で販売する。ネットや電話での予約は受け付けない。開場は開演の1時間前、全席自由席だ。

◎第一部 4月9日(木)午後6時半開演
 桂 佐ん吉
 桂 春蝶
 笑福亭仁智
 桂 南光
  中入  
<座談会> 桂ざこば・桂文珍・桂南光・笑福亭仁智
 林家小染
 桂 米二
 桂 文珍

◎第二部 4月10日(金)午後6時半開演
 桂 しん吉
 桂 吉弥
 桂 枝女太
 桂 米團治
  中入
 笑福亭鶴二
 笑福亭松喬
 桂 文枝

◎第三部 4月11日(土)午後2時開演
 笑福亭由瓶
 桂 かい枝
 笑福亭枝鶴
 桂 雀三郎
  中入  
 桂 宗助
 林家染二
 笑福亭福笑

◎第四部 4月11日(土)午後6時半開演
 桂 三ノ助
 林家花丸
 桂 小春團治
 月亭八方
  中入
 桂 文華
 桂 あやめ
 桂 福團治

◎ 第五部 4月12日(日)午後2時開演
 桂 阿か枝
 桂 雀喜
 桂 文之助
 桂 千朝
  中入
 笑福亭銀瓶
 桂 雀々
 笑福亭鶴瓶

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