兵庫県の観光客、22年に1億5300万人目標 ひょうごツーリズム戦略

20200221ひょうご観光戦略

 兵庫県とDMO(観光地経営組織)をめざすひょうご観光本部が21日に発表した2022年度を最終年度とする中期計画「ひょうごツーリズム戦略」では、22年度の観光客入り込み客数の目標を1億5300万人とした。18年度実績(1億3701万人)から12%増加させる計画だ。外国人旅行客は187万人から300万人に約6割増やす。有識者会議のひょうごツーリズム戦略推進会議で座長を務めた高士薫・神戸新聞社会長(写真右)は今回の計画について同日、兵庫県庁で記者会見し「地域住民が主体となった観光の活性化というイメージを盛り込んだ」と強調した。

 計画では(1)観光地の魅力向上(2)受け入れ環境の整備促進(3)観光産業の振興(4)プロモーションの強化--と4種類に課題を整理。それぞれについて、地元の観光コンテンツ(資源)開発や、交通機関の整備といった解決に向けた具体策を提示した。記者会見で兵庫県の井戸敏三知事(写真中)は、「すでに活動している神戸観光局に加え、姫路や豊岡といった市町の観光団体と協力して、かねて弱いとされてきた情報発信も強化する」と語った。

 地元のコンテンツ開発に関して高士氏は「観光は地域創生を楽しく考えることと、ほとんど同じ意味で、たいへんすそ野が広い」と指摘。「地域住民の満足度が高く、地域の誇りが醸成される観光資源を見出すことで、観光客の満足度も高まる」との視点で計画を作成したと説明した。このため観光コンテンツの開発には、地元の主体性が欠かせないとの見方を示した。

 一方、京都府や大阪府に対して兵庫県の観光地は訪日外国人観光客(インバウンド)の誘致が遅れていると、かねて指摘されている。ひょうご観光本部の西村肇会長(但馬観光協議会会長・元城崎町長、写真左)は、「城崎だとフランスからの観光客は多いし、近年は(団体でない)中国本土からも増えている」と説明。肺炎を伴う新型コロナウイルス の影響については「危惧をしているが、(訪日客誘致に向けて)当たり前のことをきちんとやっていくことしかない」と話していた。

 兵庫県はこれまでも「ひょうごツーリズム戦略」として中期計画を作成し、具体策などをまとめてきた。昨年8月に旧ひょうごツーリズム協会を名称変更し、ひょうご観光本部が発足してからは初めての計画作成になった。

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