国連機関のスタートアップ支援拠点、旧居留地に9月めど開設 県の施設と隣接
- 2020/02/18
- 00:07
兵庫県と神戸市が誘致した国連機関「国連プロジェクトサービス機関(UNOPS、ユノップス)」のスタートアップ企業を育成する拠点「グローバル・イノベーション・センター(GIC)」は、9月をめどに旧居留地の三井住友銀行神戸本部ビル(神戸市中央区)に開設する。兵庫県が予算の発表に合わせて明らかにした。兵庫県は20年度予算にGICの開設費用7742万円を計上。神戸市も同額を計上した。(写真は昨年11月29日のUNOPS、兵庫県、神戸市による覚書の締結式)
兵庫県は現在、複合ビル「サンパル」(神戸市中央区)に開設している起業支援拠点「起業プラザひょうご」を9月から、同県と産業振興に関する連携協定を結んでいる三井住友銀行の神戸本部ビル2階に移転させる予定だ。これに隣接してUNOPSのGICを開設する。起業家らを集積することで、起業プラザの会員らとGICに採択されたスタートアップらの交流も容易になり、互いの成長を促すなど相乗効果をねらう。
GICの広さは共有会議室を含めて433平方メートルを見込む。常勤スタッフは5人程度で、コワーキング(共有)オフィスのような形態になるという。UNOPSが提示した課題の解決に沿うと認めたスタートアップが入居。常時15社程度がGICに入居して、このうち年間5社程度のスタートアップが持つ新技術を、国連の事業として実際に採用する見通し。
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