神戸製鋼、米国での訴訟で和解 品質データ改ざんで・業績への影響「軽微」

 神戸製鋼所は、アルミ・銅製品の品質データ改ざんを巡り、米国の消費者が同社グループに対して起こした訴訟で和解したと14日に発表した。現地の裁判所は原告の訴訟をいったん却下していたが、原告が訴状を修正して2019年8月に再び裁判所に提出していた。原告は神戸製鋼の製品を使った自動車の購入者やリースでの使用者らだという。和解は米西部時間の13日に合意した。

 原告は購入した自動車の転売価値が損なわれたなどと主張していた。神戸製鋼は賠償責任を認めなかったが、早期の訴訟集結などをねらって和解に合意することを決めた。今後、原告と和解合意書を締結して裁判所に提出、訴訟の取り下げを求める予定だ。

 今回の訴訟による2020年3月期業績に対する影響は「軽微」としている。和解金額は明らかにしていないが「特別損失の対象とはならない」規模という。

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