広田アシックス社長、五輪グッズ「日本選手の応援Tシャツ・ポロシャツに期待」
- 2020/02/15
- 03:25
アシックスの広田康人社長COO(写真)は14日に大阪市内で開いた2019年12月期決算発表の記者会見で、今夏に開催する東京五輪・パラリンピック関連商品について、「日本選手団の応援で着ていただくTシャツやポロシャツが一番、販売につながると期待している」と述べた。同社は五輪・パラリンピックの公式ライセンス商品を製造する。競技の会場内外など、応援グッズを販売する店舗は全国で1000カ所を超える予定だ。
広田氏はかねて、東京五輪・パラリンピックによる売上高の押し上げ効果は約200億円との見方を示していた。ただ、20年12月期の売上高は4000億円と前期に比べて219億円増える見通しだが、「新型コロナウイルスの影響など減収要因もあり、今期の増収分がすべて五輪・パラリンピックの効果というわけではない」と述べ、五輪・パラリンピック以外の分野でも伸びる見通しも語った。
主力事業の「パフォーマンスランニング」(高機能ランニングシューズ)の分野については「走行効率、高反発、スピード、クッション、安定という分野で商品ラインナップを構成している」と説明。そのうえで、5分野それぞれで高価格帯、中価格帯、低価格帯と「フルラインナップが2020年にそろう」と強調した。カーボンプレートが入った「厚底」のレース用シューズも4月に発売。出遅れた高反発の分野でも8月までに新製品が出そろう計画で、五輪をきっかけにスポーツを始める人を迎え入れる態勢も整える。
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