上組の4〜12月期、純利益9%増 国内物流が堅調で増収・投資利益も増加

20200214上組決算

 上組が14日に発表した2019年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比9%増の145億円だった。自動車の取り扱いや保管貨物の増加など、国内物流事業が堅調に推移したことで、増収だった効果が表れた。昨年4月1日付で設立した川崎汽船系の港湾運送会社3社の持ち株会社に出資したことで、持ち分法による投資利益も増加した。

 売上高に相当する営業収益は2%増の2114億円、営業利益は7%増の190億円だった。事業分野(セグメント)別の営業収益は、国内物流事業が1%増の1743億円、国際物流事業が3%増の267億円。その他の事業は、建設機工事業の取り扱い減などで2%減の212億円になった。鹿児島県志布志市で飼料用倉庫を増設したことや、海外でもカンボジアの港湾公社の株式を追加取得するなど、国内外で積極的に投資した。

 20年3月期の業績予想は据え置いた。純利益は1%増の185億円を見込む。19年12月までの進捗率は79%になった。同時に、17日に取引開始前の立会外取引で30万株、7億5000万円を上限に自社株買いを実施し、2月28日付で発行済み株式の2.6%に相当する345万株の自社株式を2月28日付で消却することも発表した。

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