アシックスの今期、純利益44%減の見通し 新型肺炎の影響や五輪費用など響く

20200214アシックス決算

 アシックスは14日、2020年12月期の連結純利益が前期比44%減の40億円になりそうだと発表した。高機能のランニングシューズや「オニツカタイガー」ブランドのシューズなどが国内外で伸びて、増収を見込む。ただ、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの影響で中華圏などが減益になるほか、7月から開催する東京五輪・パラリンピックの費用負担も含む宣伝広告費の増加などが響く。年間配当金は前期据え置きの年間30円(うち中間15円)を予定する。

 売上高は6%増の4000億円、営業利益は15%減の90億円を見込む。地域別の売上高は、日本が五輪・パラリンピックの効果で20%増の1450億円になる見通し。このほか北米は5%減の750億円、欧州・中東・アフリカが2%増の970億円、中華圏が1%減の390億円、オセアニアが3%増の190億円、東南アジア・南アジアが6%増の120億円などを予想する。一方で、今期の宣伝広告費は400億円を計画。前期(358億円)から積み増す。

 同社が世界で展開している直営店について、大阪市内で同日記者会見した広田康人社長COOは、「(物件の)契約更新の時期などをとらえて、不採算店の整理は順次進めている」と説明した。18年の構造改革で減損損失を計上した店舗は約200店舗あったが、このうち閉店したのは20店舗程度。これまで賃借料など年間で15億円程度の負担軽減になった。

 同時に発表した2019年12月期の連結決算は、最終損益が70億円の黒字(前の期は203億円の赤字)になった。同社の会社予想である75億円を、やや下回った。構造改革効果で販管費が減少し、5期ぶりの営業増益を確保した。売上高は2%減の3780億円、営業利益は1%増の106億円だった。

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