ノーリツ、今期最終赤字46億円の見通し 構造改革費用など計上で5期ぶり

20200213ノーリツ決算

 ノーリツは13日、2020年12月期の連結最終損益が46億円の赤字(前期は15億円の黒字)になりそうだと発表した。15年12月期以来5期ぶりの最終赤字予想だ。システムキッチンなど住設分野の製造販売から撤退して減収になるうえ、構造改革費用や希望退職に関して計上する80億円の特別損失などが響く。神戸市内で記者会見した国井総一郎社長は、「今年は構造改革の1年と位置付ける」と強調した。年間配当は32円(うち中間16円)を据え置く計画だ。

 売上高は9%減の1900億円、営業利益は4%増の28億円になる見通し。3月1日付で退職する希望退職を募集したところ、再雇用の163人を含む789人の応募があった。人員削減によって「損益分岐点になる売上高が約200億円程度下がる」といい、営業増益を確保する構えだ。一方、前期に需要減が目立った中国では普及品の拡販などを推進。国内ではホテルや老健施設などの非住宅で販売を拡大し、減収を食い止める。

 新型コロナウイルスによる肺炎の影響は考慮しなかった。国井氏は「現時点で影響は分からない」という。中国に4カ所ある工場のうち10日から稼働できた工場は1カ所。他の工場は17日から稼働を再開する計画だ。「フル生産によって生産は回復できる」というが、中国の住宅投資や個人消費などが回復するかは未知数。1〜6月期決算をめどに「影響が出れば(業績予想などに)反映したい」と話していた。

 同時に発表した2019年12月期の連結決算は、純利益が前期比74%減の15億円だった。国内では暖冬などで取り替え需要が減少。海外では米中経済摩擦の影響を受けた中国で、景気の冷え込みによる需要減が響いた。売上高は1%減の2083億円、営業利益は44%減の2693億円になった。

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