ケミプロ化成の4〜12月期、税引き益6900万円 紫外線吸収剤の復調が寄与

20200207ケミプロ決算

 ケミプロ化成が7日に発表した2019年4〜12月期の単独決算は、税引き利益が6900万円と前年同期(500万円)の13.8倍になった。主力の紫外線吸収剤の復調が寄与した。前年同期に計上した相生工場(相生市)の火災に関する特別損失がなくなり、税金費用の増加を吸収して増益を確保した。

 売上高は11%増の76億円、営業利益は48%増の2億9500万円になった。主力の紫外線吸収剤の販売は45億円と、前年同期に比べて25%増加した。競争激化で前年同期は苦戦したが巻き返し、徐々に市場シェアを回復しているという。紫外線吸収剤を含む化学品事業全体の売上高は12%増の67億円、木材保存薬剤などホーム産業事業の売上高は6%増の8億4600万円だった。

 20年3月期の業績予想は据え置いた。税引き利益は前期比75%増の1億1000万円を見込む。同社では19年12月までの業績は想定の範囲内での推移とみている。

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