シスメックスの4〜12月期、純利益8%減 新型肺炎で一部病院に需要増

20200205シスメックス決算

 シスメックスが5日発表した2019年4〜9月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比8%減の264億円だった。機器や試薬の販売が伸びて増収だったが、外国為替市場で円高・ドル安が進んだことで主力である検査機器の輸出採算が悪化した。米国や中南米の販売体制の強化で販管費が増加したほか、バイオ診断薬拠点を開設したことによる費用増で研究開発費が増えたのも響いた。

 売上高は5%増の2181億円、営業利益は5%減の404億円だった。地域別の売上高は日本が7%増の339億円、米州が4%増の506億円、欧州・中東・アフリカ(EMEA)は3%増の570億円、中国は3%増の565億円、アジア・大洋州(AP)は12%増の198億円だった。EMEA、中国、APでの販売は現地通貨ベースでそろって10%を超す高い伸びだった。

 新型コロナウイルスの感染が広がっている中国では現時点で生産、供給に大きな影響は出ていない。中国では感染者数が増加を受けて、血球計数検査(ヘマトロジー)やC反応性タンパク(CRP)検査といった血液検査の需要が高まっており、一部の病院から機器設置や試薬納品の依頼が増加。順次、対応を進めているという。

 20年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は7%減の385億円になる見通しだ。12月までの純利益の進捗率は69%になった。期末配当金を36円とする予定も維持した。年間配当は前期比2円増配の年72円(うち中間36円)になる。

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