シスメックスの4〜12月期、純利益8%減 新型肺炎で一部病院に需要増
- 2020/02/05
- 23:53
売上高は5%増の2181億円、営業利益は5%減の404億円だった。地域別の売上高は日本が7%増の339億円、米州が4%増の506億円、欧州・中東・アフリカ(EMEA)は3%増の570億円、中国は3%増の565億円、アジア・大洋州(AP)は12%増の198億円だった。EMEA、中国、APでの販売は現地通貨ベースでそろって10%を超す高い伸びだった。
新型コロナウイルスの感染が広がっている中国では現時点で生産、供給に大きな影響は出ていない。中国では感染者数が増加を受けて、血球計数検査(ヘマトロジー)やC反応性タンパク(CRP)検査といった血液検査の需要が高まっており、一部の病院から機器設置や試薬納品の依頼が増加。順次、対応を進めているという。
20年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は7%減の385億円になる見通しだ。12月までの純利益の進捗率は69%になった。期末配当金を36円とする予定も維持した。年間配当は前期比2円増配の年72円(うち中間36円)になる。
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