阪神燃の4〜12月期、税引き益60%増 主機関の販売減も上期に大型工事で

20200203阪神内燃機決算

 阪神内燃機工業が3日に発表した2019年4〜12月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比60%増の6億8200万円だった。上期に計上した海外船舶向けの交換用クランク軸の販売、取り替え工事を実施したことで収益が押し上げられた。

 売上高は1%増の87億円、営業利益が60%増の9億6500万円になった。分野別の売上高は、主機関の販売が2.2%減の48億円、部分品・修理工事が5.5%増の38億円だった。主機関の先物受注は減少傾向で、価格改善も停滞しがちといい、先行きは厳しいとみている。12月末時点の受注残高は1年前に比べて24%減の32億円。

 2020年3月期の単独業績予想は据え置き。税引き利益は25%増の7億円を見込む。

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