(動画)神戸南京町で「春節祭」始まる 安藤忠雄さん「元気な神戸を発信して」

2020/01/24 19:10 動画を追加しました



 神戸市中央区の中華街「南京町」では、25日の旧正月を祝う春節にちなんだ行事「春節祭」が始まった。24日午前に開いたオープニングセレモニーでは始めに、威勢のよい爆竹の音で1年の安全や繁栄を願った。実行委員長の岩田弘三ロック・フィールド会長はあいさつで、「祭りには、祭りに関わる子供たちを大人にする、大人を子供にするという目に見えない美しい力がある」と語り、来場者にも祭りを楽しんでほしいと呼びかけた。

 岩田氏の友人で、初めて春節祭を訪れたという建築家の安藤忠雄氏もあいさつし、「神戸にたくさんの人が来て、南京町を見て、中国のことも思う、地球のことも思う」と述べ、異文化交流の楽しさを強調。「そして生きていくには食は一番の中心ですから、美味しい食を食べて、元気のいい神戸を日本中に発信していただくと、ますます南京町を中心に神戸は発展するのではないかと考えています」と話していた。

 南京町商店街振興組合の曹英生理事長は、「インフルなどいろいろあったが、かくも多くのみなさんに来ていただいて、心よりうれしく思う」と話した。今年は北野異人館街でも雑技などのステージに加え、くじ引きや食のイベントなどを25~26日に開催することをアピール。また、南京町で販売する「ポチ袋くじ」は、くじを引いた後の袋を見せると神戸市内の約40カ所で特典が受けられると説明。南京町で春節祭を楽しんだ後は、市内各地を訪れるよう促した。

 オープニングセレモニーの後、ステージでは中国の伝統芸能で、顔の面を瞬間的に変化させる「変瞼」(へんれん、へんめんとも)が披露され、多くの人を驚かせた。このほか、神戸華僑幼稚園(神戸市中央区)の園児らによる舞踊や、雑技なども上演した。中国の歴史上の人物に仮装したパレード「中国史人遊行」では兵庫県の藤原俊平・神戸県民センター長も参加した。

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