神戸医療産業都市、長崎大学と医薬品開発で連携協定 来年にも第1号で臨床試験

20200116長崎神戸協定

 神戸医療産業都市推進機構は16日、国立大学法人の長崎大学(長崎市)と医薬品開発などで連携する協定を結んだと発表した。長崎大の「先端創薬イノベーションセンター」を中心とした医薬品開発に関する基礎研究の成果について、推進機構が強みを持つ薬事承認をめざした臨床開発のノウハウを活用して事業化を支援する。すでに共同研究は始まっており、早ければ第1号は2021年にも臨床試験に入る見通しだ。

 長崎大では海洋微生物から抽出した成分のライブラリーや、熱帯での感染症に関する研究など、独自性の高い医薬品開発に関する研究の蓄積がある。これらを資源として、医師主導治験で実績がある推進機構の医療イノベーション推進センター(TRI)を通じて、医薬品としての製品化を支援する。

 現在、長崎大と推進機構で共同研究を進めているのは、推進機構の本庶佑理事長の研究によって開発された、がん治療薬「オプジーボ」の効果を高めるとみられる物質について。「早ければ来年にも臨床試験に入る見通しで、現在は前段階の非臨床試験を進める段階」(TRIの福島雅典センター長)という。

 神戸市内で記者会見した推進機構の村上雅義専務理事は「互いのリソースが効果的に活用され、新しい医療技術の開発につなげたい」と話した。長崎大の河野茂学長は、「神戸医療産業都市推進機構との強固な連携のもとで医薬品や医療技術の開発と、これらの事業化を進めていきたい」と意欲を語った。(写真は左から福島氏、村上氏、河野氏、田中義正・長崎大先端創薬イノベーションセンター長)

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