日銀神戸支店、景気判断「緩やか拡大もペース鈍化」据え置き 生産に明るい兆候も
- 2020/01/11
- 01:56
日銀神戸支店が10日に発表した1月の金融経済概況では、兵庫県内の景気について基調判断を据え置き、「基調としては緩やかに拡大しているものの、そのペースは鈍化している」との見方を2カ月連続で示した。個人消費については、消費税率引き上げに伴う「振れ」を伴いつつも、「緩やかに持ち直している」との見方を維持するなど、分野別の基調判断もおおむね変更しなかった。
同日記者会見した武元和彦支店長は、個人消費に関するデータが昨年11月時点で軒並み前年同月比マイナスになったが、「いずれも10月と比べるとマイナス幅は縮小した」と指摘。2014年4月に消費税率を5%から8%に引き上げた際に比べると「景気への影響は限定的」との見方を改めて示した。
一方、生産面では明るい兆候が見えたことに言及。武元氏は「一部ではあるが半導体製造装置関連で受注が見られ始めており、こうした先からは『底を脱した』との声が聞かれた」という。中国向け電子部品が持ち直しつつあるとの声も聞かれたとも説明。ただ「今後の動向をていねいに点検していきたい」として、現時点での基調判断の変更は見送った。
同日記者会見した武元和彦支店長は、個人消費に関するデータが昨年11月時点で軒並み前年同月比マイナスになったが、「いずれも10月と比べるとマイナス幅は縮小した」と指摘。2014年4月に消費税率を5%から8%に引き上げた際に比べると「景気への影響は限定的」との見方を改めて示した。
一方、生産面では明るい兆候が見えたことに言及。武元氏は「一部ではあるが半導体製造装置関連で受注が見られ始めており、こうした先からは『底を脱した』との声が聞かれた」という。中国向け電子部品が持ち直しつつあるとの声も聞かれたとも説明。ただ「今後の動向をていねいに点検していきたい」として、現時点での基調判断の変更は見送った。
記者会見の内容は終了後に日銀神戸支店が明らかにした。
- 関連記事
-
- 19年の神戸港、輸出入総額3年ぶり前年比減 海外停滞・ASEANから輸入は最高 (2020/01/23)
- 19年の神戸市部マンション発売戸数1726戸 前年比30%減・不動産経済研 (2020/01/23)
- 日銀神戸支店、景気判断「緩やか拡大もペース鈍化」据え置き 生産に明るい兆候も (2020/01/11)
- 7〜9月期の兵庫県GDPは実質1.2%減 米中摩擦による輸出減が影響 (2019/12/27)
- 10月の兵庫県一致指数、2カ月連続で上昇 基調判断は「横ばい」に据え置き (2019/12/27)
広告
chevron_left
日銀の武元神戸支店長、20年の兵庫景気「基調としては緩やかな拡大を続ける」 home
ラグビー神戸製鋼、ワールドのブランドを公式スーツに採用 「また一緒に戦える」
chevron_right