久元神戸市長、三宮再開発「工事中でもやれることはやっていく」 JR駅ビル来年閉鎖

20170308久元市長記者会見

 神戸市の久元喜造市長(写真=神戸市が公開した動画より)は8日の定例記者会見で、三宮のにぎわい作りについて「利便性だけでなく、わくわくするような仕掛けづくりも要る」と強調した。今後は阪急電鉄の三宮駅ビル、バスターミナル、JR三ノ宮駅ビルと大規模な建設工事が相次ぐ見込みだが、三宮では「ただ工事が行われているというだけではなくて、やれるものはしっかりやっていく、ささやかだけれどもやっていく」と述べ、にぎわいのきっかけ作りに積極的な姿勢を改めて示した。

 JR西日本が2018年3月末で三宮駅ビルを閉鎖すると発表したことについて、記者の質問に関連して述べた。神戸市役所の南にある東遊園地では広場を芝生で覆ったほか、ファーマーズマーケットなどの行事を開催。三宮を訪れる人の流れを変え、にぎわい作りに一定の成果を上げたとの見方が多い。このほか神戸市は三宮中央通りでは休憩施設「パークレット」を設置。葺合南54号線の歩道も拡幅した。こうした空間の活用を通じて、都心地域で工事が増えても街の魅力を維持したい考えだ。

 一方、JRの新しい三ノ宮駅ビルについて久元氏は「JR西日本から明確に聞いているわけでない」としながらも、「2017年度中にも具体的な提案が行われるのではないか」との見通しを示した。神戸市は15年9月に発表した「三宮再整備基本構想」でJRや阪神、阪急、地下鉄などの乗り換えの利便性向上や、街を歩くときの回遊性向上を掲げている。「私たちの考え方とよく、すり合わせをして、神戸の玄関口にふさわしいような駅前空間になるように対応をしていきたい」と話した。

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