ローソン豪総領事「神戸に豪から水素の配送うれしい」 新春国際親善パーティー
- 2020/01/09
- 01:08

関西領事団長を務めるローソン在大阪豪総領事(1枚目の写真)は8日、神戸市が同市東灘区のホテルで開いた神戸新春国際親善パーティーで乾杯の音頭とともにあいさつし、今夏開催する東京五輪で政府が水素エネルギーの積極活用を掲げていることを踏まえて「神戸市が日本で初めて液化水素の配送をオーストラリアから受けるとのことで、大変うれしく思っている」と述べ、同国と神戸市との関係が深まるのを歓迎した。
ローソン氏は、パナマのアパリシオ前在神戸総領事の後を受けて関西領事団長に就任。「関西領事団はみなさまとともに今年も神戸、関西を盛り上げていく所存です」と団長としての抱負も語った。同氏は流暢な日本語で話し、自ら英語で逐語訳した。あいさつの冒頭で「オーストラリア総領事、そして自己通訳として務めているデービッド・ローソンと言います」と自己紹介して、会場を湧かせていた。
神戸市の久元喜造市長もあいさつした。阪神淡路大震災が発生してから17日で25年が経過することに触れ「海外から支援を受けて、神戸の街がよみがえることができたことに改めて感謝を申し上げたい」と述べた。神戸医療産業都市、スタートアップ支援、水素エネルギーの活用、神戸の食に関する発信などを例に「いろいろな形で神戸を応援していただけますように」と呼びかけた。
神戸市議会の安達和彦議長もあいさつし、神戸での多様な取り組みを世界に発信するには「みなさまの国々とのネットワークが何より重要」と強調した。
神戸新春国際親善パーティーは1957年に始まり、今回で63回目。在関西の外国公館関係者、外国人住民の代表者、貿易・外資系企業の代表者、外国学校の関係者らが参加した。(2枚目の写真は乾杯の様子)
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