尾山神戸観光局会長「聖火リレーから五輪に突入か」 神商の記者会見で
- 2020/01/06
- 22:54

DMO(観光地経営組織)神戸観光局の尾山基会長(アシックス会長CEO、写真)は6日、神戸商工会議所の副会頭として記者会見し、「2月後半には日本チームのデレゲーションウエア(代表団の制服)の発表があり、3月後半から5月にかけて聖火リレーが予定されている」と東京五輪・パラリンピックに関する日程を紹介。世間のムードは「この段階からもう(五輪に向けて)突入していくのではないか」との見通しを語った。
尾山氏は昨年のラグビー・ワールドカップの経験から、五輪・パラリンピックの開催で「追加で約240万人の外国人観光客が日本を訪れる」と試算。政府も観戦客を含め年間で4000万人の訪日客を見込む。オリンピック観戦で欧米豪から東京を訪れた観光客は、アジアや日本の地方も訪れる可能性が高く、「大阪観光局とも協力して神戸にインバウンド(訪日客)を取り込んでいきたい」と意欲を見せた。
関西一円が会場になるワールドマスターズゲームズ関西2021、神戸市須磨区のユニバー記念競技場で開催する世界パラ陸上も来年に迫る。両大会についてパラスポーツの世界団体である「IPCからは移動をスムーズにすることと、宿泊施設のトイレに車いすが入るよう広くすることを求められている」という。「三宮再開発の前に(トイレなどの)整備が進むことを期待している」と語った。
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