MORESCOの3〜8月期、純利益10%減 中国で減益、為替差損も響く

 MORESCOが12日に発表した2016年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%減の6億3400万円だった。中国・天津で子会社の稼働に伴う費用増で利益が圧迫されたほか、為替差損が発生したのも響いた。

 売上高は微増の130億円、営業利益は3%減の10億円だった。自動車向けの特殊潤滑油は販売数量が伸びたが、価格の下落が逆風になった。ナフサ相場の下落で仕入れコストは減少したが、人員増や減価償却費の増加で販管費が膨らんだ。

 2017年2月期の連結業績予想は据え置いた。年間配当も40円(うち中間20円)と、前期据え置きにする計画を維持した。
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