家次神商会頭、神戸経済の環境「大きく前向きに変わろうとしている」 テレビで

20200101家次神商会頭

 神戸商工会議所の家次恒会頭は1日に放送したサンテレビの番組で話し、「いま神戸経済をとりまく環境は大きく、前向きに変わろうとしている」との認識を示した。そのうえで「これを生かさない限り、神戸は都市間競争に負ける」と語った。そのためには「未来の神戸はどうあるべきかを常に議論してやっていくことが必要」という。世界情勢は変化が激しく見通しづらいが「いかに我々が前向きにチャレンジするかが何よりも大事」としたうえで、商工会議所としても「特に中小企業をどう活性化するかは非常に大事」と強調した。

 ビジネスの環境という面では、2021年春には1万平方メートル超のオフィスフロアを持つ阪急神戸ビル東館が完成することなどを念頭に、「都心部にオフィスビルがたくさんできることが何よりも必要」と述べた。加えて「神戸に来たら起業ができるよという形にしたい」と述べ、引き続きスタートアップ(起業家)支援にも力を入れる方針を改めて示した。さらに「神戸は水素やロボット、航空機といった次世代産業の芽があり、どう育てていけるかも非常に大事だ」と語った。総じて「そういう意味では(経済成長への)下地が整いつつある」と話した。

 一方で「神戸の一番の資産は地形というか、六甲山があり、海があるということ」との見方を述べた。「六甲山を観光資源としてどう活用するのか、場合によっては、そこで事業ができるようにするとか」といった六甲山の活用法に加え、「神戸港を観光船のマザーポートとしてどう使うか、瀬戸内をどう上手く使うか」といった海の活用法を模索する必要があると強調。「グローバルに戦うには自分たちの特徴がないとダメで、そういう意味で神戸は大きな資産を持っている」と地勢的な可能性の大きさを改めて語った。

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