神戸市が公共トイレでIoT、利用実態調査で実証実験 紙の減り具合を計測

20191229トイレ実証実験

 神戸市は2020年1月下旬から、IoT(道具やセンサーをネット接続する常時情報収集・監視)を活用した公共トイレの利用実態を調べる実証実験を始める。東遊園地(神戸市中央区)東側の市民トイレ個室3室のペーパーホルダーに、紙の残量を15分ごとに計測するセンサーなどを設置する。「スマートIoTトイレットペーパーホルダー」を開発・販売するベンチャー企業のFutuRocket(フューチャーロケット、東京都品川区)が、企業の持ち込み企画を元にスタートアップ支援と行政課題解決の一挙両得をめざす「Urban Innovation KOBE +P」(アーバンイノベーション神戸プラスピー)に応募し、神戸市が採用した。

 赤外線でペーパーホルダーの上部とペーパーとの距離を測定し、ペーパーの残量を割り出す。加えて個室内の気温と気圧を計測するセンサーも設置し、15分ごとにトイレの管理者に通知する(写真はペーパーホルダーの透視図=神戸市提供)。これまで朝方はタクシードライバーの利用が多いなど、大まかな公共トイレの利用法は知られてきた。だが詳しい利用実態が分かれば、適切なタイミングでペーパーを補充したり、効率的に清掃できたりするようになる。

 気温や気圧とペーパーホルダーの残量を同時に計測することで、時間帯や天候とトイレの利用頻度に相関性があるかなど、有効なデータが計測できるのかという点も含めて確認する実証実験だ。ペーパーが突然なくなったことを感知すれば、盗難に遭ったことも把握できる。実証実験は過去に、北九州市でも実施したことがあるという。東遊園地の公共トイレでは、まず男子トイレ1室、女子トイレ1室、誰でもトイレ1室で計測。計測の実証実験は3月下旬まで実施する計画だ。

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