10月の兵庫県一致指数、2カ月連続で上昇 基調判断は「横ばい」に据え置き
- 2019/12/27
- 10:43
兵庫県が27日に発表した10月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.1ポイント上昇の94.5と、小幅ながら2カ月連続で改善した。製造業の企業収益率の改善や、鉱工業生産指数の上昇、機械工業生産指数の上昇などが寄与した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断について「横ばい局面(上方への局面変化)を示している」との見方を据え置いた。
数カ月先の景気を示す先行指数は前月比8.3ポイント低下の100.3と、2カ月ぶりに悪化した。新車新規登録台数の減少、着工新設住宅戸数の減少、新規求人数の減少などが響いた。
数カ月先の景気を示す先行指数は前月比8.3ポイント低下の100.3と、2カ月ぶりに悪化した。新車新規登録台数の減少、着工新設住宅戸数の減少、新規求人数の減少などが響いた。
内閣府が23日に発表した同月の全国の景気動向指数(CI、2015年=100)改定値は、一致指数が前月比5.1ポイント低下の95.3と、2カ月ぶりに悪化した。内閣府は国内景気の基調判断を「悪化を示している」に据え置いた。同判断は3カ月連続。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 日銀神戸支店、景気判断「緩やか拡大もペース鈍化」据え置き 生産に明るい兆候も (2020/01/11)
- 7〜9月期の兵庫県GDPは実質1.2%減 米中摩擦による輸出減が影響 (2019/12/27)
- 10月の兵庫県一致指数、2カ月連続で上昇 基調判断は「横ばい」に据え置き (2019/12/27)
- 11月の兵庫県有効求人倍率、2カ月ぶり1.41倍に上昇 求人数やや増加 (2019/12/27)
- 神戸空港、11月の旅客数が前年比11.9%増 便数増が寄与、松本便の利用率高い (2019/12/25)
広告