10月の兵庫県一致指数、2カ月連続で上昇 基調判断は「横ばい」に据え置き

 兵庫県が27日に発表した10月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.1ポイント上昇の94.5と、小幅ながら2カ月連続で改善した。製造業の企業収益率の改善や、鉱工業生産指数の上昇、機械工業生産指数の上昇などが寄与した。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断について「横ばい局面(上方への局面変化)を示している」との見方を据え置いた。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比8.3ポイント低下の100.3と、2カ月ぶりに悪化した。新車新規登録台数の減少、着工新設住宅戸数の減少、新規求人数の減少などが響いた。

 内閣府が23日に発表した同月の全国の景気動向指数(CI、2015年=100)改定値は、一致指数が前月比5.1ポイント低下の95.3と、2カ月ぶりに悪化した。内閣府は国内景気の基調判断を「悪化を示している」に据え置いた。同判断は3カ月連続。

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