神戸新交通の社長に城南雅一・能勢電鉄社長 神戸市出身以外で初
- 2019/12/25
- 18:13
神戸市は25日、ポートライナーや六甲ライナーを運営する外郭団体の神戸新交通(神戸市中央区)の社長に城南雅一・能勢電鉄社長(61、写真=神戸市提供)が就く人事を発表した。神戸市の出身者以外が神戸新交通のトップになるのは初めて。2020年1月16日に開催する臨時株主総会で取締役に選任し、その後の取締役会で社長に就任する予定だ。神戸新交通の株式77.36%を保有する筆頭株主である神戸市の油井洋明副市長が同日、記者会見して発表した。
現在の後藤範三社長が任期途中で辞任すると申し出たことから、後任の社長を選んだ。神戸新交通をめぐっては今年、会社から労組委員長に対する不適切な貸し付けや、給与の不正支給などが発覚していた。信頼回復に向け神戸市は、発想が柔軟な民間鉄道経営のノウハウを取り入れる必要があると判断。「神戸市内にもグループ会社の路線網があり、人材も豊富な阪急阪神ホールディングスに社長の人選を依頼した」(油井副市長)という。
城南 雅一氏(じょうなん・まさかず)82年(昭57年)神戸大経卒、阪急電鉄入社。2008年阪急バス常務、14年能勢電鉄社長(20年1月16日に退任予定)。神戸市出身。
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