新港第1〜2突堤の海面どう使う? 神戸市、対話型市場調査で民間提案を募集

20191224新港突堤

 神戸市は神戸港の新港第1突堤と同第2突堤の間にある海面の使い方について、民間企業からアイデアを募集する「サウンディング(対話)型市場調査」を実施すると発表した。以前は貨物船が出入りした水域だが、船舶の大型化や貨物のコンテナ化などで、神戸港の荷役機能はポートアイランドなどに移転。周辺の旧倉庫街は新たな市街地として再開発が進む中、新たな水域の利用価値を探るのがねらいだ。

 新港第1突堤にはすでに宿泊施設や結婚式場などが整備されたほか、同突堤の基部(付け根の部分)ではオフィスビルや商業施設、住宅などが入居する複合ビルの整備が始まった。こうした「にぎわい施設」に囲まれる今回の水域について2017年に作成した「神戸港将来構想」では、マリーナなどを想定(図=神戸港将来構想より)している。だが、より優れた使い道を探るために民間の提案を募集。集まった提案は今後の展開に向けた条件整理などに活用する。

 水域は幅が140メートル、長さが360メートルで、面積は約5万平方メートルになる。水深は9.1メートルだ。特に、新港第2突堤は現時点で用途などが明確に決まっていない。このため今回の市場調査が第2突堤の使い道に影響する可能性もありそうだ。

 調査結果は年度内にも公表する計画だ。まずは2020年1月9日に今回の市場調査に関する説明会を開催。説明会への参加申し込み期限が26日午後5時としている。

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