神戸市、タブレットで防潮鉄扉を遠隔操作するシステム本格運用 全国初



 神戸市は23日、水門・防潮扉の遠隔操作または遠隔監視するシステムの本格運用を、三宮南地区の18カ所で2020年1月から開始すると発表した。タブレット端末を活用して水門・防潮扉の開閉や開閉状態の確認ができる全国初のシステム。豪雨などによる交通機関のストップで担当職員が登庁できない状態でも、端末さえ手元にあれば操作・確認できるのが特徴だ。

 まず三宮南地区の7カ所で遠隔操作、11カ所で遠隔監視ができるようになる。その後も順次、遠隔操作・監視システムを導入し、来夏までに三宮南地区での整備を終える方針だ。さらに神戸港全体の水門や鉄扉の統廃合にあわせて、おおむね24年度までに遠隔操作・監視の導入を完了する計画で、必要なときに確実に鉄扉を閉じられる体制を整備する。

 同システムは1月17日に久元喜造・神戸市長が自ら試運転を実施。報道関係者らにも公開して、神戸港の災害対策への取り組みを強調していた(動画)。約1年の整備期間を置いて、本格運用に入ることになる。

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