三宮再開発 新中央区役所の概要発表、旧居留地に調和めざすデザイン
- 2019/12/12
- 00:53
神戸市は11日、三宮再開発の一環で市役所3号館跡地に新築する「新中央区総合庁舎」の整備概要を発表した。免震構造を持つ鉄骨造の地上12階、地下1階建てで、延べ床面積は約1万9300メートル。1階には歩道と一体になったオープンスペースや、ロビーが見渡せるガラス張りの開口を設置、外壁を石張り風にするなど、旧居留地に調和したデザインをめざした。(完成予想図=神戸市提供)
新庁舎は、移転する中央区役所の機能に加え、文化施設である現在の勤労会館、生田文化会館、葺合文化センターの一部の機能も受け持つ。区役所の機能は2〜8階、文化施設は1階と9〜11階にそれぞれ入居する。地下1階は駐車場、12階は機械室と倉庫になる。(表)
事業費は約108億円を見込む。このうち建設工事費は約98億円、解体費用は6億7000万円、設計・工事監理費は3億3000万円を見積もる。建設予定地である神戸市役所3号館は、すでに解体工事に着手。2020年夏ごろに新庁舎の建設に着工、22年度前半に完成の予定だ。
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