(動画)神戸税関、消費税率上げで「金」密輸入の取り締まり強化 出陣式を開催



 神戸税関は2日午前、年末特別計画に合わせて実施する「ストップ金密輸特別警戒」の出陣式を開催した。神戸税関のロビーに取り締まり担当者らが整列し、大西靖税関長が「特に金の密輸は、国民に広く負担していただいている消費税の仕組みをねらったもので許してはならない」と訓示した。その後、担当者らは号令に従って出動し、各配置場所に向かった。

 金は日本に輸入する際、数量に制限はないが持ち込む金額に応じて消費税分の税金を支払う必要がある。一方で輸出すると消費税分の「輸出還付」を受けられる。税金を払わずに密輸入したうえで、税関を通して輸出し、消費税分を国から騙し取る手口が近年横行した。2018年に全国の税関が摘発した金の密輸で押収量は2119キログラムと前の年に比べ約65%減少したが、10月に消費税率が8%から10%に上がり、犯罪者の利益は25%増加した計算だ。金の国際相場も1年前に比べて15%程度上昇しており、「再び金の密輸が増加するリスクが高まる」として取り締まりを強化。担当者数を増員した。

 出陣式後は、この日に神戸港のポートターミナルに上海から到着した日中国際フェリーの「新鍳真(しんがんじん)」を下船した乗客の税関検査を実施。通常よりも手荷物の開封や、X線検査を増やすなど検査率の引き上げなどで、取り締まりを強化した。大西税関長も同検査を視察。神戸税関としては旅客向けの税関検査場を報道機関に初めて公開した。検査場では麻薬探知犬も活躍していた。

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