10月の神戸港、輸出入総額が10.8%減 対中国の輸出入が大幅減

20191120貿易統計10月

 神戸税関が20日発表した10月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比10.8%減の7335億円と大幅に減少した。前年同月を下回るのは2カ月ぶり。台風の影響で前の月に貨物の取り扱いが減少した反動で、昨年10月には同じ月として過去最高に貨物の取り扱いが膨らんだ反動が表れた。地域別では米中貿易摩擦の影響などもあり、対中国の輸出入の減少が目立った。

 輸出額は前年同月比10.7%減の4533億円だった。減少が目立った品目は、米国や韓国向けの有機化合物、カタールや米国向けの鉄道用車両、中国やインド向けの繊維機械など。半面、中国や台湾向けの科学光学機器は大幅に伸びた。地域別では中国向けの輸出が6カ月連続マイナスで、14.8%減の1079億円だった。

 輸入額は前年同月比10.9%減の2801億円になった。フィンランドやカナダなどからの非鉄金属や、中国やカンボジアなどからの衣類および同付属品などの減少が目立った。地域別では中国からの輸入が23.1%減の745億円だった。中国からの輸入は衣類などのほか、事務用機器、半導体など電子部品などが減った。中国からの野菜は前年比増。

 輸出入総額を地域別で見ると、中国が18.4%減の1823億円、米国が15.3%減の1075億円だった。対ASEANの2.4%減(1531億円)と見比べると、米中との貿易が特に落ち込んだのが目立つ。10月の平均為替レートは1ドル=107円77銭だった。前年同月の112円13銭に比べ5円13銭の円高・ドル安だった。輸出額と輸入額を差し引きすると、神戸港での輸出超過額は前年同月比10.4%減の1732億円だった。

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