神明、青果流通に進出 卸売市場運営の東果大阪を買収

 コメ卸最大手の神明は27日、大阪市中央卸売市場東部市場(大阪市東住吉区)で集荷やせりなどの市場運営を手がける東果大阪(同)を買収すると発表した。3月31日付で同社の全株式を取得し、青果流通に進出する。買収額は公表していない。卸売市場法に基づく卸売会社が関係するM&A(合併・買収)は珍しい。

 農家の担い手が不足する中で、産地との消費地の結びつき強化することなどで、神明と東果大阪は互いに連携できると判断した。神明にとっては、コメの消費が減少をたどるなかで、伸びが見込める青果に進出して経営を安定させるねらいもあるようだ。

 神明のグループである外食企業の元気寿司や、出資先のワタミ、炊飯加工の神明デリカ(大阪府泉大津市)などにも野菜を食材を供給するとみられる。神明の取引先であるスーパーなどにもコメだけでなく野菜も供給できる体制が整うことになる。

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