ワールド、「ローラアシュレイ」の店舗・ネット通販を展開 来年8月ごろから
- 2019/11/19
- 13:08
ワールドは19日、英国発祥の生活雑貨ブランド「ローラアシュレイ(LAURA ASHLEY)」の店舗を2020年8月ごろから展開すると発表した。21年3月末までに大都市などの百貨店を候補地として7店舗の出店を計画。新規出店と同時にネット通販サイトも立ち上げる。日本での独占輸入販売権・マスターライセンス権を持つ伊藤忠から、サブライセンス(再許諾)を取得した。25年3月期には30店舗の出店、ネット通販と合わせた年間売上高30億円をめざす。(写真は花柄が特徴的なローラアシュレイのインテリア=ワールド提供)
ワールド傘下で、雑貨・小物や化粧品などを幅広く取り扱う「イッツデモ」などを展開するワールドライフスタイルクリエーションが手がける。ローラアシュレイでの販売品目は女性向けアパレルのほか、ファッション雑貨、家具など。英国で企画した商品や自社開発商品に加え、再許諾を受けた各社が企画・製造した製品なども幅広く取り扱う計画という。ワールドグループ全体としては、ブランド事業で非アパレルを強化する一環と位置付ける。
ローラアシュレイは1953年に英国で事業を開始し、現在は20カ国以上で展開。日本では1985年に1号店がオープンし、54年に発足した販売会社のローラアシュレイジャパンが17年に国内112店舗、海外(香港・台湾)に16店舗を出店した。ただローラアシュレイジャパンの親会社であるイオンが18年2月に事業の終了を発表。国内では全店舗を閉鎖した。18年8月に伊藤忠がマスターライセンスを取得し、既存のライセンス事業をすべて引き継いでいた。
現在、国内にローラアシュレイの店舗はなく、ブランド公式サイトも商品の紹介などにとどまっている。ただ根強いファンの間では国内で再出店を望む声も多いという。ワールドはブランド事業で保有するノウハウを投入し、再び成長力のあるブランドに立て直す。
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