中国・張天津市長、久元神戸市長に2度目の訪問を要請 スマート大会か夏ダボスに
- 2019/11/14
- 00:59
神戸市と友好都市提携を結ぶ中国・天津市の張国清市長(写真手前)は13日、神戸市役所で久元喜造市長を表敬訪問した。久元市長は昨年11月に、両市の友好提携45周年の記念行事や国際医療交流シンポジウムなどに出席するため天津市を初訪問。その際に張市長に神戸訪問を求めており、相互訪問が実現した。久元氏と再会した張氏は、久元氏に2回目の中国訪問を要請した。
神戸市と天津市は1973年、日中間で初めて友好都市提携を結んだ。中国にとっては初めての海外の都市との都市間交流でもあり、当時の周恩来首相が推進したプロジェクトだったと張氏は説明。これまで「親せきのように交流を続けてきた」と神戸との関係を強調した。そのうえで張氏は天津市で、2020年春に開催する「第4回世界知能(スマート)大会」か、同6月に開催する夏の世界経済フォーラム(夏ダボス会議)のいずれかに久元氏が出席するよう求めた。久元氏は訪中が可能か言及しなかった。
一方で、王子動物園(神戸市灘区)のパンダ「旦旦」が2020年7月に中国からの貸与期限を迎えることについて、久元氏は「神戸市が継続して新しいパンダの『つがい』の貸与を受けられるよう、張市長が各方面に働きかけているのを承知している」と話した。張市長は「神戸市と天津市の緊密な関係というのが、中国のパンダ関係者には知れ渡っている」と応じた。
久元氏は同日、神戸医療産業都市などを視察した米コロラド州オーロラ市のボブ・ラゲア市長ら訪問団の表敬訪問も受けた。オーロラ市は医療産業や航空産業などの集積がある日本の都市と姉妹(友好)都市提携を模索しているが、この日の久元氏とラゲア氏の間では特に話題にならなかった。
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