日和産業の4〜9月期、純利益7%減 4月と7月に飼料価格を値下げ

20191112日和産業決算

 日和産業が12日に発表した2019年4〜9月期の連結決算は、純利益が7%減の1億9900万円だった。主力の配合飼料は4月と7月の2回、値下げを実施したのが奏功して増収を確保した。だが原価率の悪化が利益に響いた。前年同期に損失を計上した畜産事業では黒字を確保したが、補えなかった。

 売上高は4%増の206億円、営業利益は11%減の2億3000万円だった。事業分野(セグメント)別の売上高は、飼料事業が前年同期比3%増の198億円、畜産事業は17%増の7億7800万円だった。鶏卵相場は生産料調整で回復の兆しをみせているが、鶏肉相場は生産料の増加を受けて軟調に推移した。

 20年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は57%増の4億円を見込む。9月までの進捗率はほぼ50%になった。

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