ワールド株が6日ぶり反落 前日に公開価格回復、上げ一服感も底堅い展開
- 2019/11/12
- 15:52
12日の東京株式市場ではアパレル大手のワールド(3612)が6営業日ぶりに反落した。終値は前日比10円(0.34%)安の2900円だった。前日までの5日続伸で463円(18.92%)上昇、特に2020年3月期の業績予想を上方修正した翌日の7日には245円(9.51%)高したこともあり、上昇ピッチの速さを意識した売りが出た。昨年9月28日に再上場した際の公募・売り出し(公開)価格である2900円を11日に回復していたこともあり、上げ一服感も広がりやすかった。
ただ取引開始直後の午前9時9分に2818円と、この日の安値を付けた後は戻りを試す展開。利益確定の売りを消化する形で公開価格の2900円まで下げ渋り、この日の高値引けという底堅い値動きだった。下落した場面を押し目とみて、下値を拾う動きが活発になったようだ。上場前に公開価格で同社株を取得して現在も保有し続けている投資家は多数派とは考えにくく、「公開価格の回復に心理的な節目以上の意味はない」とばかりに、今後の上値追いの展開を期待した買いも入っていたようだ。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 兵機海運の4〜9月期、純利益6%減 9月からフィリピン航路開設 (2019/11/12)
- トレーディアの4〜9月期、純利益45%減 外注費比率の上昇で採算悪化 (2019/11/12)
- ワールド株が6日ぶり反落 前日に公開価格回復、上げ一服感も底堅い展開 (2019/11/12)
- 川重、航空機エンジン巡るロールス・ロイス追加費用の影響「現時点で不明」 (2019/11/11)
- 石光商事の4〜9月期、純利益62%減 冷凍タケノコの販売減少と持ち分法損失 (2019/11/11)
広告
chevron_left
トレーディアの4〜9月期、純利益45%減 外注費比率の上昇で採算悪化 home
義肢装具の国際会議、神戸市への経済波及効果は約9億円 10月5〜8日に開催
chevron_right