シスメックス、今期一転純利益7%減に下方修正 円高を織り込み、数量想定維持

20191106シスメックス決算修正

 シスメックスは6日、2020年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比7%増の385億円になる見通しだと発表した。従来予想の420億円から下方修正し、一転して2期ぶりの減益予想になる。外国為替市場で円相場が、当初の想定よりも円高で推移。同社の売上高の8割を上回る海外収益が目減りする見通しになったのを反映した。

 売上高は6%増の3100億円、営業利益は2%減の600億円を見込む。従来予想は3200億円、640億円だった。円高の影響は売上高で100億円、営業利益で60億円のマイナスとの見立て。ただ営業利益は20億円分を経費削減や、収益率の高い製品の営業強化などで補う計画という。総じて販売数量の想定は変更しなかった。

 10月以降の予想の前提には1ドル=108円、1ユーロ=120円、1人民元=15円30銭などとした。年間で1ドルあたり1円の円高が進むと営業利益は2億1000万円、同1ユーロあたり1円の円高で1億1000万円、同1人民元あたり1円の円高で40億5000万円のマイナスの影響が、それぞれ発生するという。 

 年間配当金は前期比2円増配の年72円(うち中間36円)とする配当計画は据え置いた。

 同時に発表した2019年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%減の175億円だった。日本と中国では血液検査機器、米欧やアジア太平洋では検査に使用する試薬の販売が伸び、全地域で増収だった。だが前年同期に比べて円高・現地通貨安になったことで収益が目減りした。売上高5%増の1429億円、営業利益は2%減の278億円だった。

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