阪神燃、今期一転の税引き益25%増に上方修正 4〜9月期の上振れで配当も増額

20191105阪神燃決算修正

 阪神内燃機工業は5日、2020年3月期の単独税引き利益が前期比25%増の7億円になる見通しだと発表した。従来予想の5億円から上方修正し、一転の増益見通しだ。想定していなかった海外船舶向けの交換用クランク軸を販売したことなどで、4〜9月期の業績が想定を上回ったことなどを通期予想に織り込んだ。年間配当金は前期比15円増の60円(中間なし)と、従来予定の40円から増額することも決めた。

 売上高は微減の120億円、営業利益は27%増の10億円を見込む。従来予想は115億円、7億円だった。4〜9月期の営業利益は期初の予想を4億円強上回ったが、通期の営業利益予想は修正幅を抑えた。9月期末の受注残高が前年同期比24%減の38億円と減少したうえ、足元の受注動向なども勘案して、10月以降の収益を慎重に見積もったという。

 同時に発表した2019年4〜9月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比2倍の5億8100万円だった。交換用クランク軸など海外向け部品販売が業績を押し上げた。営業利益は2.1倍の8億2200万円、売上高は8%増の63億円だった。同社は10月15日に、19年4〜9月期の業績予想を上方修正していた。

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