キムラタン、今期一転の最終赤字1億6000万円に下方修正 残暑で秋物が不振

20191102キムラタン決算

 ベビー・子供服のキムラタンは1日、2020年3月期の連結最終損益が1億6000万円の赤字(前期は6億5400万円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想である500万円の黒字から、一転して最終赤字見通しに下方修正した。5期連続の最終赤字になる。4〜9月期に厳しい残暑の影響で秋物の販売が伸び悩み、原価率の改善も目標に届かなかった。上期の苦戦を受けて、10月以降の収益で挽回できないと判断した。

 売上高は前期比34%増の54億円、営業損益は1億3000万円の赤字(前期は6億2200万円の赤字)を見込む。従来予想は57億円、3000万円の黒字だった。前期に買収したベビー用品の中西が寄与して増収になる見通しで、9月に新ブランド「n.o.u.s(ノウズ)」を投入した効果も出る公算。収益は改善する傾向になる見通しだが、4〜9月期の落ち込みを補いきれないとみている。

 同時に発表した19年4〜9月期の連結決算は、最終損益が3億円の赤字(前年同期は3億2000万円の赤字)だった。中西の寄与に加え、ネット通販も春物の好調などで4.6%伸び、同社全体として大幅に増収。前年同期に比べて赤字幅は小幅ながら縮小した。売上高は前年同期比25%増の21億円、営業損益は2億9100万円の赤字(前年同期は2億9800万円の赤字)だった。

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