アシックスの1〜9月期、純利益16%減 値引き販売を前倒し

20191101アシックス決算

 アシックスが1日に発表した2019年1〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比16%減の69億円だった。主力の高機能ランニングシューズ分野で、これまで10〜12月期に集中していた在庫処分を目的とした値引き販売について、分散するために前倒ししたことで米欧を中心に粗利益率が悪化したのが響いた。外国為替市場で円高が進んだことによる減収も逆風になった。

 売上高は3%減の2861億円、営業利益は17%減の126億円になった。地域別でみると欧州(中東・アフリカを含む)を除いては増収で、円高の影響を除けば全地域で増収だった。課題の米国は1〜3月期に増収に転じた後、1月からの累計で引き続き前年同期比プラスを維持した。値引き販売で利益率は悪化したが、電話会議による説明会で広田康人社長COOは「利益は計画通りに進捗(ちょく)している」と強調していた。

 19年12月期の連結業績予想は据え置き。営業利益は前期比14%増の120億円を見込む。16年以降は処分販売のため10〜12月期の3カ月でみて40億円を上回る営業損失を計上し、期末にかけて収益が悪化するケースが続いていた。ただ「本社で各地の販社の処分販売をしっかりコントロールする」(広田氏)ことなどで、今年の10〜12月期に営業損失は6億円にとどまると見込む。

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