さくらKCSの4〜9月期、最終黒字3億円 消費税対応などが収益を押し上げ

20191031さくらKCS決算

 さくらケーシーエスが31日に発表した2019年4〜9月期の連結決算は、最終損益が3億4500万円の黒字(前年同期は400万円の赤字)だった。公共関連部門で消費税率引き上げに伴うプレミアム付商品券対応や改元対応、一般民需分野で消費税の軽減税率制度へのシステム対応などが収益を押し上げた。消費税率引き上げを控え、機器の駆け込み需要も発生した。

 売上高は前年同期比15%増の110億円、営業損益は4億400万円の黒字(前年同期は2900万円の赤字)だった。社内のシステム再構築に伴う減価償却費の増加や、販管費の増加もあったが、増収効果で吸収。高採算案件が比較的多かったことで、要員の稼働も高まった。同社は21日に、4〜9月きの業績予想を上方修正していた。

 20年3月期通期の連結業績予想は21日に示した予想を据え置いた。もっとも21日に示した通期予想も、従来予想の純利益を2000万円上積みする程度にとどめていた。4〜9月期に増えた消費税率引き上げに伴うシステムや機器の更新は、下期の需要を先食いした可能性が高いとみて売上高、営業利益の予想は期初の見通しを変更していない。

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