貿易センタービル50周年、元展望台の貸し会議室が初回半額に 11月から
- 2019/10/31
- 00:12
神戸開港100周年を記念して建設した西日本初の超高層ビル「神戸商工貿易センタービル」(神戸市中央区、写真)が11月11日に開業50周年を迎える。これを記念して、同ビルの運営会社である神戸商工貿易センター(同)は、かつて展望台があった26階の貸し会議室を初めて利用する場合、使用料金が半額になるキャンペーンを実施。同ビルを活用する人のさらなる拡大をめざす。
1969年に開業。高さは107メートルだ。開業当時は全国でも霞が関ビルディング(東京都千代田区)に次いで2番目の高層ビルだった。最上階の26階に設けた展望台は、営業を終えた93年12月までに、のべ221万3000人が入場した。95年1月の阪神淡路大震災には被災したが、構造的な被害はなく、耐震性の高さを実証した。現在は95社・団体のテナントが入居している。
かつての神戸市街には同ビル以外に高層建築がなかったこともあり、長らくシンボル的存在だった。1981年に開通したポートライナーの駅名でも「貿易センター」を採用。その後、神戸市役所など高層建築は増えたが、展望台を貸し会議室に改装した現在も六甲の山並みや大阪湾が見渡せる眺望は健在だ。「よい眺めを背景に、気分の良い会議をぜひ体験してほしい」と運営会社の担当者は話す。
貸し会議室の初回半額キャンペーンは11月1日〜2020年3月31日。もっとも広い第1会議室(123平方メートル、席数85)で午後1時〜5時の通常料金が3万6950円などだ。これが半額になる。
このほか11月1日〜12月15日には1階ロビーに展示コーナーを開設。ビルの歴史を振り返る年表の展示や、珍しい建設時の映像などを公開する。11月11〜30日にはビル内店舗で500円以上の買い物や飲食で、クイズの応募券を配布。正解者のうち抽選で合計50人に神戸ビーフ、ワイン、スイーツ、オリジナルトートバッグなどの景品が当たる。
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