兵庫県、明舞団地で「リノベーションスクール」 団地初・11月に事前講演会

20191028井戸兵庫知事

 兵庫県は2020年3月20〜22日に3日連続で、神戸市垂水区から明石市に広がるニュータウン「明舞団地」の再活性化を目的に、地域内外の参加者が空き店舗や公共空間などの活用方法を考える「リノベーションスクール」を開催すると発表した。同様のスクールは地域の再活性化をめざす全国各地で開催しているが、兵庫県内で開催するのは初めて。兵庫県によると、団地を対象にスクールを開催するのは全国初という。

 リノベーションスクールの最終日には、受講者らによる施設の活用計画を公開でプレゼンテーション。スクールの終了後に具体化をめざす。受講者は1〜2月ごろに募集する計画だ。

 明舞団地は1964年(昭和39年)に兵庫県が開発。約197ヘクタールの広さがある。ピークだった1975年ごろには約3万7000人が暮らしていたが、現在の域内人口は2万500人程度と減少。65歳以上の住民の割合が40%を超えた。

 兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は28日の定例記者会見で、明舞団地について「最活性化事業はもう10年以上に渡って取り組んでいる」説明。今回の活動で「もっと住民主体で(兵庫県が供給した住宅ではない)公団住宅も含めて、どんなことができるか学んで、積極的に参加していただくための基盤を作る」と説明した。さらに「面白い対応が生まれてくると期待している」と話した。

 リノベーションスクールの開催を控えて、兵庫県は事前講演会を2回開催。第1回は11月13日午後6時半から明舞センター地区の松が丘ビル(明石市松が丘)大会議室を会場に、家屋などの再生で実績のある建築事務所ブルースタジオ(東京都中野区)の大島芳彦氏が講演する。定員は100人。希望者は、「明舞団地のまちづくり情報発信基地」に掲載したチラシを参考に申し込む。

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