三宮再開発 国と神戸市、バスターミナル含む「駅前空間」検討会

20191028三宮再開発検討会

 国交省の兵庫国道事務所と神戸市などは28日、三宮再開発に関係する官庁などと有識者で再開発計画の具体的に話し合う「国道2号等・神戸三宮駅前空間整備事業計画検討会」の第1回会合を開催した。座長を務める神戸大学の小谷通泰名誉教授らに加え、国、兵庫県、神戸市の道路担当者や都市計画担当者、兵庫県警の交通規制に関する部門の担当者も参加した。

 会議の冒頭で座長の小谷氏はあいさつし「8月30日に国と神戸市が共同で発表した事業会計画の『中間とりまとめ』をさらに深めるために、今年度中に成果を取りまとめたい」と説明。三宮周辺ではJR三ノ宮駅ビルや神戸市役所2号館の建て替え計画などもあり「こうした事業計画と連携を図りながら、30年先や50年先を展望しながら三宮駅前のあるべき姿を議論したい」と話した。

 小谷氏のあいさつ以外は非公開だったが、会議では三宮駅前に作る広場やバスターミナルビルが持つ防災機能や、回遊性を持った歩行者動線、多目的自動車など今後普及するとみられる新たな移動手段との接続、整備効果の検証といった三宮再開発にあたっての課題を共有したもよう。待合空間への満足度をめぐり、バス利用者にアンケート調査を実施するとの報告もあったようだ。

 検討会は今回を含めて来年3月の年度末までに3回の会合を開催する予定だ。市街地再開発事業としての都市計画決定を予定している来年3月に合わせて、検討会でも事業計画を再び国交省と神戸市の共同で発表したい考えだ。

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