ワールド、高級バッグシェアリングの「ラクサス」を買収 43億円で

20191025ラクサスイメージ

 アパレル大手のワールドは25日、高級バッグのシェアリング(レンタル)サービスを手がける「ラクサス・テクノロジーズ」(広島市中区)を買収したと発表した。官民ファンドINCJ(旧産業革新機構)傘下のファンドなど22者から、ラクサス・テクノロジーズ株の62.5%を43億円で取得。若者を中心に普及するシェアリングサービスを強化する一環だ。顧客基盤も相互補完的で、両社にとってメリットがあると判断した。(写真は「ラクサス」の使用イメージ=ワールド提供)

 ラクサス・テクノロジーズは、月額6800円(税別)で50を超すブランドのバッグが無期限・個数無制限で使い放題になるスマートフォン向けアプリ「ラクサス」を運営する。アプリを通じて好きなバッグを選ぶと、バッグが取り寄せられる仕組み。アプリで次に持ちたいバッグを選ぶと、すでに借りた手元のバッグと取り替えられる。2019年7月期は3600万円の最終黒字と、15年にバッグのシェアリング事業を開始して初の黒字を計上した。

 ワールドは、若者の間で広がっているシェアード(共有型)やリユース(中古)の市場を開拓中だ。昨年は高級ブランド古着店の「RAGTAG(ラグタグ)」を展開するティンパンアレイ(東京都品川区)、ファッションレンタルサービス「SUSTINA(サスティナ)」のオムニス(東京都港区)を買収。今年はゴードン・ブラザーズ・ジャパン(東京都千代田区)と組んで、余剰在庫を格安で仕入れて販売する「&Bridge(アンドブリッジ)」を新たに出店した。そうした中で独自性が高い「ラクサス」の事業モデルに、かねて注目していたという。

 ワールドはラクサス社への出資とは別に、100億円規模で成長資金の支援を実施し、同社の成長性を目一杯引き出したい考えだ。海外展開も可能とみる。将来はIPOにも耐えうる事業基盤を確立するという。25日に株式譲渡契約を結び、株式の受け渡しは11月6日を予定する。ワールドの2020年3月期の連結決算への影響は「軽微」としている。

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