トーカロが連日の年初来高値 半導体の回復期待で5日続伸

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 半導体製造装置などの表面処理加工を手がけるトーカロ(3433)が5日続伸。終値は前日比33円(3.19%)高の1068円だった。一時は1072円まで上昇し、連日で年初来高値を更新した。21日に1000円の大台を回復し、昨年10月上旬以来およそ1年ぶりの高値水準で推移している。足元で各社のスマートフォンの販売が想定よりも落ち込んでいないといった見方や、半導体市況の回復期待を背景に、同社の表面処理加工も需要が高まるとの見方が広がったもよう。

 足元ではアドバンテスト(6857)が2007年以来12年ぶりの高値を付けるなど、半導体関連株を買う流れにも乗っている。2020年から次世代通信規格「5G」のインフラ整備が本格化するとみられるほか、道具やセンサーをネット接続して常時遠隔監視する「IoT」の普及で半導体の需要が増加するとの見方が多い。欧米の半導体株や製造装置株が先駆して上昇するなど世界的な半導体関連への強気な見方もあり、同社の収益拡大にも期待感が高まりやすいようだ。

 10月31日に2019年4〜9月期決算発表を予定する。

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