川重、神戸の水素輸入基地をVRで体験できる展示 東京モーターショー

20191024神戸水素輸入拠点

 川崎重工業は24日に開幕した東京モーターショーに、神戸空港島(神戸市中央区)に建設している輸入した液化水素の受け入れ基地(完成予想図=CO2フリー水素サプライチェーン推進機構・HySTRA提供)をVR(仮想現実)で体験できる展示を出品する。今回の東京モーターショーで新設した未来を体験できる展示「FUTURE EXPO」の一環で、水素に関する展示を集めたコーナーを開設。岩谷産業や電源開発なども参画する日本で唯一の試みとして、オーストラリアから水素を輸入する実証事業とともに神戸市の受け入れ基地を紹介する。

 川重はこのほか、水素エネルギーのサプライチェーン(供給網)を説明するジオラマを展示。神戸市の受け入れ基地に加えて、水素を輸出する豪側の水素液化プラントを中心とした液化基地、さらに液化水素の運搬船も200分の1の縮尺で製作した。将来のエネルギー輸送の様子を模型で先取りする。

 川重以外の水素に関する展示では、トヨタ自動車とホンダがそれぞれ燃料電池車を出展したほか、スズキ傘下のスズキ二輪は燃料電池で走るスクーター「バーグマンフューエルセル」を出品。プロドローン(名古屋市天白区)が燃料電池ドローンを展示する。千代田化工建設は、水素の大量貯蔵や長距離輸送など供給網に応用する「SPERA水素システム」について展示する計画だ。

 水素に関する展示は25日から。展示場所は、新交通システムゆりかもめ青海(おうみ)駅に隣接する、トヨタの体験型ショールーム「メガウェブ」2階。川重は同時に、別会場である東京ビッグサイト(東京都江東区)でオートバイの新型車なども展示している。

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