川重のLNG発電船、「CCPP型」も船級協会が設計基本承認 品ぞろえ拡充

20190609発電船イメージ図

 川崎重工業は16日、液化天然ガス(LNG)を燃料として、船上の発電設備から地上に向けて電力を供給する「発電船」(浮体式LNG発電プラント)のうち、ガスタービンコンバインドサイクル方式で発電する「CCPP型」(イメージ図の右=川重提供)が、世界の主要な船級協会である「DNV GL」(ノルウェー・オスロ)の設計基本承認を取得したと発表した。すでに「ガスエンジン型」(同左)は5月に承認を取得。発電船の品ぞろえ拡充につながり、より多様な需要に応えられるようになる。

 取得した「設計基本承認」は、新製品や新技術の基本的な設計方針である「概念設計」が船級協会による技術の規則に適合していることが確認されたことを示す。今後の開発を進めやすくなったり、受注につなげやすくなる。今回、取得したのは船体(浮体)の上に、ガスタービンエンジンと排熱回収ボイラー各2基と、蒸気タービン1基を搭載した機種。ガスタービンエンジンと蒸気タービンの両方を使って発電する方式だ。発電出力は80メガワット。販売価格は約200億円になる見込み。

 浮体のサイズは長さ110メートル、幅48メートル、高さ20メートル。5500立方メートルのLNGタンク2基を搭載する。40隻を超す実績を持つLNG運搬船のほか、燃料補給船やLNGを燃料に進む船など多様な船舶の建造技術が、コンパクトな船体に多様な機能を盛り込むのに役立ったという。LNGでの発電は、石油や重油を使った従来の火力発電よりも発電効率、環境性能とも向上する。このため川重は新興国向けなどに需要があるとみている。

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