神戸市、北神急行の運営に財政支援など求める 兵庫県への20年度予算要望
- 2019/10/14
- 21:35

神戸市は、2020年度の兵庫県予算に対する提案・要望を発表した。地方創生や人口減への対応などに重点を置いた64項目を兵庫県に求めた。今回は新たに、谷上と新神戸を結ぶ北神急行線を神戸市が買収するのに伴い、一体運行後の同線区の運営に対する財政支援を求める。要望項目数は19年度予算に向けた要望と同数だった。
要望では64項目のうち37項目を重点要望項目とした。県市協調や近隣市町との地域間連携によって地方創生効果を高めることを昨年に続いて求めた。加えて、東京23区から地方に本社を移転した企業の法人税を優遇する「地方拠点強化税制」のさらなる延長や、拡充に向けた国へのはたらきかけについて求めることも盛り込んだ。
このほか今回、新たに「県庁周辺地域の再整備での連携」「県立総合衛生学院の移転などによる新長田地区の活性化」「六甲山上をクリエイティブ活動の集積地にする取り組みの推進」「神戸2021世界パラ陸上の開催に向けた支援」「所有者不明の空き家空き地対策の推進」なども加えた。
一方で、すでに実現した要望である「ラグビーワールドカップの神戸開催に向けた協力」などは削除。昨年は重点項目としていた「有害鳥獣対策」については、「その他の項目」に格下げした。
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