ドーンの6〜8月期、最終黒字3800万円 GISのライセンス販売で大口案件

20191010ドーン決算

 地理情報システム(GIS)を使ったソフトウエア開発のドーンが10日に発表した2019年3〜8月期の単独決算は、最終損益が3800万円の黒字(前年同期は300万円の赤字)だった。6〜8月期で最終黒字を確保するのは2016年以来3期ぶり。同社のGISをソフトウエアに組み込むためのライセンス販売で大口案件があり、収益に寄与した。

 売上高は前年同期比36%増の1億9400万円、営業損益は5000万円の黒字(前年同期は600万円の赤字)だった。防災、防犯、救急などの分野を中心に、クラウドサービスの利用料収入が増加したのも収益の支えになった。一方で110番通報の際に通報者がスマートフォンでビデオ通話で現場の状況を伝えられる新たなクラウドシステムを実用化を進め、兵庫県警と実証実験に取り組んでいる。

 2020年5月期の業績予想は据え置いた。税引き利益は前期比3%増の1億6000万円を見込む。同社は顧客の決算期が集中する3月に収益の計上が偏る傾向がある。期末に前期比1円増の8円50銭を配当する年間配当計画も維持した。

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