沢の鶴、純米大吟醸「X02」で2年連続グッドデザイン賞 ヤンマーと共同開発

20191008沢の鶴X02

 老舗酒造メーカーの沢の鶴(神戸市灘区)は、2月に発売した日本酒「X02」(エックスゼロツー、写真=沢の鶴提供)がグッドデザイン賞を受賞したと発表した。エンジン・農機大手のヤンマー(大阪市北区)と共同で、新しい酒米を作るプロジェクトの一環で醸造した純米大吟醸だ。日本酒のびんとしては斬新な、円筒形のデザインは昨年発売した「X01」から引き継いだ。シリーズで2年連続のグッドデザイン賞を獲得した。

 X01が発売から3カ月で完売したため、X02は量産を見越して使用する酒米の品種を1つに絞るなどで、品質を維持したまま5倍の生産量を実現した。ヤンマーのICT(情報通信技術)を活用し、生育情報や収穫情報などトレーサビリティー(追跡可能性)を確保。生産者や生産地などを全部開示しており、ラベル中央にデザインしたQRコードをスマートフォンで読み取れば、情報が読み取れる。

 今回の受賞は、白とシルバーで統一し、すっきりしたパッケージのデザインなどが評価された。さらに普通なら裏面に追いやられるQRコードをあえてラベル中央に配置し、それにトレーサビリティーの確認など食の安全に関する重要な機能を持たせたことなども評価を高めたという。デザインはヤンマーのデザイン戦略室が担当した。

 沢の鶴オンラインショップや全国の酒店などで販売中だ。参考小売価格は180ミリリットル入りが1500円、720ミリリットル入りが5000円(いずれも税別)。

グッドデザイン賞 1957年に旧通商産業省(現在の経済産業省)が設置した日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の制度。現在は公益財団法人の日本デザイン振興会(東京都港区)が主催する。デザインの向上による産業振興や生活文化の発展をめざすことを目的にしている。これまでの受賞件数は4万5000件を超えた。

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